分散型取引所ユニスワップのユーザー奪え! 1inchが吸血エアドロップ実施

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複数の分散型取引所を横断し、独自の自動マーケットメーカー(AMM)を提供するプラットフォームである1inch.exchange(ワンインチ)プロトコルが、1INCHトークンのエアドロップを実施した。

(関連記事「分散型取引所の1インチドットエクスチェンジ、ガバナンストークンを発表」)

エアドロップとは、特定の仮想通貨を持っているユーザーに、別の仮想通貨を配布することを指す。

今回のエアドロップの究極の目的はユニスワップから取引の多いユーザーを奪うことだ。いわゆる「ヴァンパイアアタック(吸血鬼攻撃)」だ。

今回実施されたエアドロップでは、ワンインチの分散型取引所Mooniswapのユーザー以外に、ユニスワップのユーザーに1INCHトークンを付与。ワンインチの広報担当者によると、今回設定された基準に達するアクティブなユニスワップのアドレスは25000口座で、平均して1350ドル相当の1INCHトークンが付与されているという。また、エアドロップされた仮想通貨を獲得するにはウォレットをワンインチに接続し、インターフェイスに慣れる必要がある。

1INCHの広報担当者は今回のエアドロップは取引量の多いユニスワップのトレーダーに1INCHを試してもらうためのものだとしている。

取引高ベースで分散型金融の旗手としてトップを走ってきたユニスワップの弱体化を狙うプロジェクトは後を絶たない。現在も人気の分散型取引所であるスシスワップももとはといえばユニスワップから分岐してできた取引所だ。

(関連記事「分散型取引所1インチのエアドロップ、あるトレーダーは2000万ドル分のトークン取得」)

(関連記事「分散型取引所ユニスワップがスシスワップ+ヤーン連合を批判 知られざる分散型取引所の舞台裏」)

XRP保有者向けSparkトークンエアドロップのロードマップを公開

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Sparkトークンエアドロップのロードマップを公開

Flare CommunityのTwitterアカウントが、Flare Financeトークン(DFLR)エアドロップのロードマップを共有した。

🔥 $FLR / $dFLR Distribution Flow Chart🔥 As requested, high resolution photo of the flow chart featured in one of my recent videos For more details, check the video here:

👉https://t.co/dzPc3F0GHj Read below for answers to some frequently asked questions. 🧵[THREAD] pic.twitter.com/gn0S363QFO — Flare Community (@CommunityFlare) January 21, 2021

NEXTMONEYの特集記事「XRP保有者に対するエアドロップ配布率が決定=Sparkトークン」で報じたように、フレアネットワーク(Flare Networks)が、XRP保有者に対してエアドロップ(仮想通貨の無料配布)を発表。フレア財団公式サイトによると、エアドロップに参加した仮想通貨取引所またはウォレットにXRPを保有しているユーザーに対し、スパーク(Spark/FLR)トークンを無料で配布するとしている。

Flare Community「Flare Networks ($FLR) / Flare Finance ($YFLR) – Airdrop Distribution WorkFlow」より動画引用

※動画は全編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックした後、「設定」アイコンを開いて、表示されるメニューの中から、「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」の順に設定することで大まかな日本語訳が表示されます。

フレアネットワークは12月19日(金曜日)のブログ投稿で、同社が12月11日にXRPブロックチェーンのスナップショットを撮った際、適格なウォレットまたは仮想通貨取引所でXRPを保持している人々に、45,827,728,412FLRトークンを増加発行すると発表している。

12月12日のスナップショット以降、落ち着気をみせたものの、このプロジェクトはXRPコミュニティでは依然としてゲームチェンジャーと見なされている。Flareは、スマートコントラクト機能をXRP Ledger(XRPL)に追加し、XRPLをDeFi市場に開放。

1月21日(木曜日)、Twitter経由の投稿で、Flare Community Twitterアカウントは、Flare Financeトークン(DFLR)エアドロップのロードマップを共有した。これは、XRP所有者がSparkトークン(FLR)を取得し、DFLRトークンを取得する方法を示している。

メインネットの具体的な発売日はまだ決まっていないものの、開発者は第1四半期から第2四半期を目標としているとのことだ。

Sparkトークン配布は容易ではなかった

ただし、Sparkトークンの配布は当初考えられていたほど簡単ではなく、ロードマップによると、最初は、Flare Networksのメインネットの立ち上げの直前に、すべてのFLRの15%のみが適格アカウントに配布される。

この15%の適格アカウントとは、スナップショットの日付である12月12日の時点で、独自のウォレットまたは参加している取引所でXRPを保持している者が対象とのこと。

残りの85%については、25~34カ月の期間にわたって発行されるため、対象となるアカウントは、毎月、FLRトークンの合計資格の約3%を受け取る。そのため、当初の予想に反し、メインネットの立ち上げ時に100%の支払いがされる事はない。

XRP元帳とフレアファイナンスエアドロップのDeFi

FlareFinanceはFlareNetworkで最初のDeFiプロジェクトを開発しており、同様にエアドロップを実施する。

このスナップショットは、FlareNetworksメインネットの立ち上げからちょうど30日後に行われた後、Flare Finance(DFLR)からのトークンの配布は、今後7~10日以内に計画されるとのことだ。

すべての自己管理ウォレットと、参加しているすべての取引所のアカウントが対象となる。DFLRの資格を計算するための基礎は、15%FLRで、保有者は100%を受け取る。ただし、Flare Communityアカウントにも記載されているように、現在、DFLRエアドロップをサポートする既知の交換はない。また、このエアドロップはまだ何かあ月も先にあり、しばらく待たなければならない。

ユーザーが必ず知っておくべき重要な点であるのが、DFLRトークンは無価値になるという点だ。Flare Financeは、コミュニティのアクティブメンバーにのみトークンを発行することを決定した。そのため、DFLR保有者はトークンをYFLRと交換しなければならない。以前の発表によると、これはエコシステムのメイントークンであり、総供給量は110,000,000トークンとのことだ。

Flare社、仮想通貨Sparkトークンの配布は21年2Q後半を想定

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Flareのローンチ、21年Q2後半を予定

昨年12月、暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)保有者へのエアドロップで大きな関心を集めたFlareトークンのローンチ時期についてFlare社が言及。21年2Q後半を目指していることがわかった。

Flareネットワークは、仮想通貨XRP(リップル)にスマートコントラクト機能などの追加を目指すユーティリティーフォークのプロジェクトだ。

今回、Flare公式ツイッターは、ネットワークのローンチとともにトークン配布が行われると説明。Q2後半に予定していることを明らかにした。(延期可能性あり)

Spark is to start be distributed at network launch. We aim for late Q2. — Flare (@FlareNetworks) February 14, 2021

米国など西洋では、四半期が会計年度ごとではなく年ごとで計算されるため、Q2は4月〜6月の3ヶ月間を指す。そのため、Flareネットワークのローンチは、21年5月〜6月末頃が想定されるものと思われる。

仮想通貨XRP保有者向けのエアドロップは、20年12月12日に行われたスナップショット(権利確定日時)の保有量を元に行われる。ネットワークのローンチ後に、配布額の15%が配布され、その後25ヶ月から34ヶ月の間で月間平均3%のFLRが徐々に配布されていく仕組みとなっている。

Sparkトークンのエアドロップ対応を表明した国内事業者12社は昨年12月、2022年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁に上場承認された場合、SparkトークンをXRP保有者に分配する旨のFlare Networksとの基本合意を発表していた。

関連:Flare Networkとは|Sparkトークンの特徴を解説