ウブロ(HUBLOT) 2021新作 ウブロ「ビッグ・バン ウニコ SORAI」
ウブロ CEOのリカルド・グアダルーペは次のように語ります。「国際自然保護連合(IUCN)は、生物多様性の危機を解決するためには国際的、国家的、地域的なパートナーの協働が不可欠であると述べています。絶滅危惧種の保護、特に重大な絶滅の危機にあるアフリカサイの保護のために現地で働く人の声を大きく取り上げるのは、私たちの義務です。ウブロは、私たちの未来に不可欠なこの活動を行うケビン・ピーターセンとSORAIを支援できることを大変誇りに思います」
SORAIの設立者であるケビン・ピーターセンは次のように述べています。「保護の現場は毎日が闘いであり、時間との競争です。専門家チームがサイを救出し、回復させ、野生へ戻しています。私たちのためではなく、私たちの子どもたち、さらにその子どもたちのため、“ビッグ・ファイブ(バッファロー、象、ライオン、ヒョウ、サイ)”の一種を失いたくありません。これらの種を守る共通の努力が私たちには必要なのです! この地球規模の緊急事態に対する意識を最大に高めるために、ウブロからSORAIへのサポートが再び得られることを大変うれしく思います」
ウブロ、日本限定モデル「ビッグ・バン ベージュ ダイヤモンド」を発表
Gressive ~YOSHIDAで体験する高級時計への旅 第135回~
チタニウムケースの採用で、軽量化と耐久性を向上させた
「ビッグ・バン ウニコ チタニウム レインボー」
アイザック・ニュートンによってその仕組みが解明される以前から、虹は人々にとって喜びをもたらす現象であり、平和の象徴だった。だからこそウブロは、この時代に、時計を通じてと考えたのだろうか──。2021年1月に開催された「LVMHウォッチウィーク2021」で、ウブロはなんと6モデルものレインボーウォッチを発表したのだ。
なかでも代表的なモデルが「ビッグ・バン ウニコ チタニウム レインボー」だろう。2019年発表のモデルではケース素材に18Kキングゴールドを用いていたのに対し、今作は軽量かつ耐久性に優れるグレード5のチタニウムを採用。ケースサイズ45mmのモデルでは、18Kホワイトゴールドのベゼルにバゲットカットのカラーサファイア、アメジスト、ルビー、トパーズ、ツァボライトを計48個、ケースにルビーやピンクサファイア、アメジスト、ブルーサファイア、ブルートパーズ、ツァボライト、イエローサファイア、オレンジサファイアを計176個セットし、レインボーのカラースペクトラムを実に美しく表現している。また新作では、ダイアルにカラーストーンを用いていないものの、ベゼルやケースとのコントラストが生まれ、ジェムストーンの存在感が際立っている。
筆者は運よくこのモデルを実際に手にする機会に恵まれたが、その美しさは圧巻のひと言。カラーストーンが並んでいることを感じさせないナチュラルなグラデーションを描いており、その鮮やかさはずっと眺めていたくなるほど。と同時に、微妙に色調が異なるカラーストーンをセッティングするセンスと技術力に、ただただ感心させられるのだ。