【2021年秋冬新色コスメ】秋のマストハブ限定コスメ先取り便。

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ディオール 偏向パールが新しいニュアンスをオン。

〈左から〉サンク クルール クチュール 〈バーズ オブ フェザー〉459、659 各¥8,580(ともに7月28日より一部店舗・公式オンラインブティック先行、7月30日より全国限定発売)/ともにパルファン・クリスチャン・ディオール(03-3239-0618)

ディオール(DIOR)のメイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクター、ピーター・フィリップスは、彩り華やかな鳥と虹色に輝く羽をイメージに、2021年秋のコレクション「バーズ オブ ア フェザー」をクリエイト。繊細な羽模様のデザインが施された5色入りの限定アイシャドウパレットは、偏向パールの効果で、季節の深まりとともに変化する秋の色調を表現。ピーコックブルーやオリーブゴールドなどクジャクの羽にインスパイアされた虹色のように煌めくシェードと、ルビーレッドやプラムなど、朝日に染まった鳥の羽のような色合いが美しいシェードの2種類を取り揃えている。

RMK 暖色の絶妙なレイヤーを目もとで満喫。

ローズウッドデイドリーム 4 アイズ 〈上段左から〉01、02 〈下段左から〉03、04 各¥6,050(すべて8月6日より限定発売)/すべてRMK Division(0120-988-271)

RMK(アールエムケー)の新クリエイティブディレクターに就任したメイクアップ・アーティストのYUKI(ユウキ)のデビューコレクションでもある今シーズンのクリエイション。“ローズウッド デイドリーム”をテーマに掲げ、甘さを抑えた暖色にフィーチャーしたこだわりのカラーアイテムを展開している。アイシャドウパレットは、秋の一日の空をイメージし、マット、サテン、シマー、シャイニーという異なる質感の4色を組み合わせて。ふんわりと色づきながら肌になじみ、豊かな発色と透け感を満喫できる。絶妙な色合わせで、まぶたの奥行きを引き出す計4種がラインナップしている。

アディクション 異なる質感でまぶたに奥行きをプラス。

〈左から〉コンパクトアディクション “センス オブ クラリティ” 101、102、103 各¥6,600(すべて8月6日より限定発売)/すべてアディクション ビューティ(0120-586-683)

水面の繊細な煌めきと透明感など、移ろう海が見せる表情からインスパイアされた、アディクション(ADDICTION)の2021年秋メイクアップコレクション。アイメイクにも、3つの質感を取り揃えた6色入りの限定アイシャドウパレットをご用意。ラインナップしているのは、朝日に染まり始めた夜明けの海をイメージしたオレンジとベージュ系をはじめ、サンゴ礁に染められた美しい海を剽表現したレッドとコーラル系、そして手つかずの秘境の海を表しているパープルとダスティピンク系の3種類。水面が描かれている限定パレットにセットされている。

ナーズ かつてない深みのあるアイメイクを実現。

クライマックス アイシャドーパレット ¥6,820(8月27日より限定発売)/ナーズ ジャパン(0120-356-686)

視線を引きつけてドラマティックな目もとを演出する、ナーズ(NARS)の赤いパッケージが印象的な「クライマックス コレクション」から、限定アイシャドウパレットが登場。マットやメタリックなど異なる質感で、ベージュやブラウン、コッパー、カーキ、ブルーなどスモーキーな計9色が勢揃い。単色でも重ねてつけても極上の仕上がりを叶える、軽くクリーミーなフォーミュラを採用している。

ドルチェ&ガッバーナ 目もとに魅惑的なアクセントを。

アイラブハート ¥8,470(8月22日より限定発売)/ドルチェ&ガッバーナ ビューティ お客さま窓口(0120-500-722)

ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)は秋に向けて、10色入りのアイシャドウパレットをリリース。パレットには、繊細に輝くメタリック調の6色と、マットなアースカラー2色、ゴールドフレークを散りばめた2色といった、色やテクスチャーを駆使したバリエーションをセットイン。光沢のある黒いケースにメタリックゴールドと赤のハートをデザインした、ファッションアクセサリーのような仕上がりのコンパクトにも注目。

シャネル 秋らしい深みのある目もとを演出。

〈左から〉レ キャトル オンブル 378、382 各¥7,590(ともに7月16日より限定発売)/ともにシャネル カスタマーケア(0120-525-519)Photos: ©CHANEL

シャネル(CHANEL)の2021年のアイメイクアップ コレクションから、4色入りアイシャドウパレットの限定色が2種類お目見え。ダスティなモーヴからパープルへのグラデーションに、深みのあるグレイが引き締め色として活躍するシェードは、エレガントながら意思を感じさせる目もとを実現。ベーシックなブラウンと、肌なじみの良いピーチ、ほのかにピンクがかったブラウン、そしてゴールドを詰め合わせたシェードは、定番のベージュブラウンパレットとして仲間入りさせたい一品。

SUQQU 樹木を染め上げたような茶色が主役。

〈左から〉シグニチャー カラー アイズ 106、107 ¥7,700(ともに8月6日より限定発売)/ともにSUQQU(0120-988-761)

SUQQU(スック)の2021年の秋冬カラーコレクションは、“美しく高潔な人”という意味もある美しい木を指す“玉樹”がインスピレーション源。シンプルで力強く、柔らかさと温かみを感じさせる自然の色を宿す、メイクアップアイテムを提案している。絶妙な粉質のアイシャドウパレットにも、秋の木々の彩りを反映した黄み系ブラウンと、霞色を含んだくすみを帯びた青み系ブラウンの2種類が登場。自然の複雑なニュアンスを含んだ絵画のように豊かな秋色で、旬な目もとに仕上げる。

トム フォード ビューティ 贅沢な輝きが目もとのアクセサリーに。

〈左から〉アイ カラー クォード 32、33 各¥10,340(ともに8月13日より限定発売)/ともにトム フォード ビューティ(0570-003-770)

トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)のカラーコレクションのなかでも外せない、4色で構成されたアイシャドウパレット。2021年の秋に向けて登場する限定色は、“狂騒の20年代”と呼ばれる1920年代のアメリカのデカダンスやグラマラスな魅力から触発を受けたカラー。きらびやかなインディンゴとブロンズの組み合わせは、当時登場して注目を集めていたデニムをイメージ。プリズムのように輝くピンクとゴールドは、夜通し続く活気あふれる雰囲気を表現している。

セルヴォーク 煌めきを生かした鮮やかな目もとに。

〈左から〉ヴォランタリーベイシス アイパレット EX07、EX06 ¥6,820(ともに9月1日より直営店先行、9月8日より全国限定発売)/ともにセルヴォーク(03-3261-2892)

しなやかな力強さを秘めた、自然の息吹を感じさせるカラーを取り揃えている、セルヴォーク(CELVOKE)の2021年秋冬メイクアップコレクション。意外性のあるカラーとテクスチャーで自由自在なアイメイクを叶えるパレットも、生命力あふれる大自然にインスピレーションを得て誕生。グラデーションすることで奥行きと抜け感が生まれ、パールやラメで上品な煌めきを表現した絶妙な仕上がりを叶える。限定シェードには、ピンクのパウダーとベリーカラーのクリームの計4色をセット。くすみ感のあるオレンジやミントグリーンなどを詰め合わせたシェードは、初回は限定の白いパッケージ入りで、なくなり次第通常のパッケージに切り替えて定番化される。

THREE 光が織りなすムーディーなルックが完成。

“スペース ソニック”をテーマに、宇宙のエネルギーをミステリアスな光彩に落とし込んだアイテムが集結しているTHREE(スリー)の2021年秋のメイクアップコレクション。メインアイテムでもある限定メイクパレットには、輝きを浮かべるクリームタイプと深い光沢感を与えるパウダータイプの2種類のアイシャドウに加え、内側から血色感を添えるクリームタイプのチークカラーが入っている。惑星のような神秘的な輝きと色彩のバランスにより、表情に魅惑的な美しさを宿らせることが。明るい印象をもたらすピンクとゴールドのアイシャドウにコーラルのチークのセットと、高貴な雰囲気が漂うベージュとカーキのアイシャドウにローズレッドのチークのセットの2種を展開。

イプサ フルーツのような彩りと艶を纏える。

〈左から〉デザイニング フェイスカラーパレット 02、03、04 各¥6,380(すべて7月30日より限定発売)/すべてイプサお客さま窓口(0120-523543)

フルーツのフレッシュさとバターのコクという斬新な組み合わせが話題のフルーツバターに着想を得てクリエイトされた、イプサ(IPSA)の限定フェイスカラーパレット。パレットには、カサついた肌にもぴったりとフィットするカラーパール入りのチークカラーとハイライトカラーに加え、陰影を引き出す効果のあるシェーディングカラーと、自然な艶のある肌に仕上げるパーフェクティングカラーの計4色をセットイン。カシス、マーマレード、アップルの計3種展開で、カサつきを感じやすくなった秋肌をしっとり鮮やかに彩る。

ポール & ジョー ブレンドカラーによる立体感のある頰に。

〈上段〉パウダー ブラッシュ L 001・コンパクト 028、〈下段左から〉パウダー ブラッシュ L 002・コンパクト 029、パウダー ブラッシュ L 003・コンパクト 030 各¥3,300(すべてセット価格・8月1日より限定発売)/すべてポール & ジョー ボーテ(0120-766-996)

パリの公園や郊外の別荘に出かけ、訪れた秋を楽しむ気持ちを表現しているポール & ジョー(PAUL & JOE)の2021年秋のメイクアップ。注目の限定品は、3色のビーズが織りなし、単色では出すことができない深みのある発色で頰を染めるチークカラー。しっとり柔らかいパウダーは肌になめらかにフィットし、付けたての美しい仕上がりをキープする。2021年秋冬コレクションからセレクトした、ちょっぴりレトロな愛らしいプリント柄の限定コンパクトも同日に発売される。

ボビイ ブラウン 眩い輝きを放つロマンティックな一品。

〈左から〉ハイライティングパウダー デュオ L01、L02 各¥6,600(ともに7月30日より公式オンラインショップほか先行、8月4日より阪急うめだスタジオほか先行、8月6日より全国限定発売)/ともにボビイ ブラウン(0570-003-770)

ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)が2021年のプレフォールに提案するのは、ピーチとピンクの2つのカラーを追求し、艶やかで眩い輝きを与えるグロウアイテムを取り揃えたコレクション。目玉アイテムは、発光するような立体感ある輝きをもたらすブランドのヒーローアイテムである、ハイライティングパウダー2色をセットにしたパレット。ピーチとピンクのそれぞれのトーンに見合う透明感と血色感を与える2種を展開している。ハートモチーフがデザインされた限定パッケージもマークして。

ジルスチュアート 一輪の花をイメージしたコンパクト。

〈左から〉ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト サインオブブラッシュ 15、16 各¥4,620(ともに8月6日より限定発売)/ともにジルスチュアート ビューティ(0120-878-652)

徐々に色づき始める秋の色を閉じ込めた、ジルスチュアート(JILL STUART)の2021年秋のメイクアップコレクションには、秋に咲き誇る花をイメージしたチークカラーがラインナップ。しっかり発色するブライトカラーと、肌になじむニュアンスカラー、光を与えるハイライトカラーの計5色を1つのパレットにアソートし、立体感のあるチークメイクを実現。鮮やかなパープルやピンクが集結した鮮やかなシェードと、ベージュピンクが中心の可憐に色づくシェードの2種を用意している。

レ・メルヴェイユーズ ラデュレ 上品で抜け感のある秋色の唇に。

2021年秋のレ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADURÉE)のメイクアップコレクションのテーマは、“彫刻の秋”。紫陽花やヒヤシンス、牡丹、スイートピーなど深みや陰影を感じさせる花々を想起させる、秋らしいカラーを取り揃えている。ヴェルヴェットのような品のある発色と艶が特徴のリップスティックは、シャイニーに輝くライラックの限定パッケージにセットイン。凛とした印象のレンガ色をはじめ、コケティッシュなライラック、そして上品でクールにキマるベージュ系ブラウンの計3色から選べる。

ジバンシイ まとう人の気高さを際立たせるダークレッド。

ルージュ・ジバンシイ 37 ¥5,060(8月1日より限定発売)/パルファム ジバンシイ〔LVMHフレグランスブランズ〕(03-3264-3941)

“愛”をテーマに2021年秋のメイクアップコレクションを展開するジバンシイ(GIVENCHY)から、創設者であるユベール・ド・ジバンシィの直筆文字“LOVE”がデザインされた限定パッケージ入りの特別なリップスティックがお目見え。色は、情熱的な愛を表現するのにふさわしい深みのあるレッドカラーをセレクト。見たままの鮮やかな発色で、ふっくらと柔らかでセミマットな仕上がりを実現する。

Editor: Manami Ren

カイリーも愛用!“水分量で色が変わる”チークがTikTokでバズる

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肌の水分量に反応して色が変化し、自分だけのオリジナルカラーが表現できると、いま海外で「あるチーク」がバズりまくっている。人気セレブのカイリー・ジェンナーも愛用する、その噂のチークとは…?(フロントロウ編集部)

※この記事にはTikTok動画が含まれます。動画が再生されない場合はフロントロウのオリジナルサイトでお楽しみください。

水分量で色が変わる「チーク」がバズる

唇の水分量や体温、pHなどに反応して色が変わる「リップ」は、すでにご存知という人も多いと思うけれど、じつはこれと同じように、水分量に反応して色が変化し、自分だけのオリジナルカラーが表現できる「チーク」があるって知ってた?

そのTikTokで話題となっているアイテムというのは、ファッションショーのバックステージから生まれたメイクアップライン「ディオール バックステージ」の人気チーク「ロージー グロウ #001」。

先日、TikTokで69万人のフォロワーを誇る美容インフルエンサーの@thebeautyradarが、このチークが肌の水分量に反応して変化すると紹介したところ、TikTok上で見事に大バズり。

以前から「ディオール バックステージ」のなかでも人気の高いアイテムではあったけれど、意外にも水分量によって色が変化するという点は知らなかったというユーザーも多かったようで、この動画をきっかけに改めて注目を集めることに。

それに加えて、自身の名を冠したコスメブランド「カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)」を成功へと導いたセレブ業界屈指のメイク好きで知られる人気セレブのカイリー・ジェンナーが愛用しているチークであることも発覚。さらに人気に拍車をかかり、一時期は海外のDior公式サイトで売り切れが発生して入手困難になるなど大きな話題となっている。

ちなみに、使い方は一般的なチークと同じで、まずチークブラシを使って「ロージー グロウ」を頬骨に軽くのせる。そして、しばらくすると肌の水分量によって色が変化し、ひとりひとりの肌色に合ったピンクに色づいてくるという。

カラー展開には、TikTokの動画のなかで登場した大人気の「#001 ピンク」のほかにも、鮮やかなコーラル シェードの「#004 コーラル」も用意。自身のパーソナルカラーやメイクの仕上がりに合わせて選ぶことができる。価格は5,170円(税込)で、もちろん日本でも購入可能。気になる人はぜひゲットしてみて。(フロントロウ編集部)

妖艶ダークリップから花束シニヨンまで。カンヌ国際映画祭のビューティー速報!

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マリオン・コティヤール アーティなハーフアップで圧倒的美を高めて。

Photo: Mike Marsland/WireImage

オープニング作品となった『アネット』に主演する、カンヌ映画祭常連のマリオン・コティヤールは、連日趣向を凝らしたヘア&メイクで話題を席巻。特に大先輩のカトリーヌ・ドヌーヴが主演する『De Son Vivant(原題)』のプレミアでのアシンメトリーなハーフアップヘアは、彼女の完璧な美貌もあって、まるで芸術作品を思わせる美を放っていた。

Photo: Lionel Hahn/Getty Images

フロントの髪をワンサイドに寄せ、大波のように立体的に返したディテールは、40年代のフィルム・ノワールの退廃的なエッセンスが薫る仕上がり。ローズカッパー色アイシャドウや淡いピンク色のチーク&リップが抜け感を演出し、優美なムードとモダニティを両立させている。洗練を極めながらも、メランコリックさと前衛的な美が秘められたこのルック。どんなスタイルも瞬時に自分のものにしてしまう彼女だからこそ挑戦できると言えそう。

ジェシカ・チャステイン 紫のグラデーション・アイでドラマな目もとに。

Photo: Lionel Hahn/Getty Images

期間中に催されたショパール・トロフィーのガラディナーでは、ふわふわとウェーブした赤毛をなびかせたジェシカ・チャステインの姿が。レッドカーペットではクラシカルなまとめ髪が多い彼女には珍しく、センター分けのシンプルなダウンスタイルは、彼女のグラマラスな一面をフレッシュに呼び覚ましているようだった。

さらに注目すべきは、エメラルドグリーンのヴァレンティノ(VALENTINO)のドレスに映えるパープルのアイメイク。目頭から目尻にかけて濃淡をつけて立体感を出し、シルバーのグリッターをアイホールや下まぶたのキワにプラスすることで、ショパールの紫色のジュエリーとも色と輝きが共鳴。ほのかに青みがかったコーラルベージュのリップも相まって、クロード・モネの「睡蓮」を思わせる幻想的な美が宿っている。

ベラ・ハディッド まるで花束!曲線と直線が踊るシニヨンヘア。

Photo :Samir Hussein/WireImage

カンヌ国際映画祭期間中のインパクトのあるドレスアップが、今や名物となったベラ・ハディッド。今年は『Tre Piani(原題)』のプレミアで見せた、スキャパレリ(SCHIAPARELLI)の胸もとをあらわにした大胆なカッティングのドレスに肺をかたどったネックレスを合わせたルックが話題をさらった。髪型も負けじとユニーク。カールを丁寧に巻き付けた特大お団子から直線カットの毛束を2本垂らすという、まるでブーケのようなアレンジに。

このモードなヘアスタイルを、細めのアーチ眉と、アイホールにダークな陰影を入れたアイメイク、そしてブラックネイルでセクシーに変換したのがいかにもベラらしいポイント。頬骨の上付近から鋭角に入れたチークやブラウンで縁取ったベージュリップには90年代のニュアンスが漂い、スキャパレリのシュルレアリズム的スタイルをゴージャスに引き立てていた。

ダイアン・クルーガー 夏に映えるリボンヘアとラディアントな肌。

フランソワ・オゾン監督の新作『Tout S’est Bien Passe(原題)』のスクリーニングに登場したダイアン・クルーガーは、大人の女性の可憐さを髪型とメイクで表現。バングスをひねりながらトップで留め、黒リボンをあしらったハーフアップヘアが、アルマーニ プリヴェ(ARMANI PRIVÉ)の艶やかなブラックドレスをフレッシュに盛り上げていた。

メイクは、内側から発光するようなグロウな肌づくりが主役。このベースメイクのおかげで、グレイッシュトーンのアイメイクやベージュピンクのリップが一層こなれて感じられる。バカンスが始まる夏のカンヌに、彼女のメイクがエレガントな涼を運んだようだった。

アイリス・ロウ アバンギャルドなバズカットの女神が降臨!

Photo: Marc Piasecki/FilmMagic

7月1日にインスタで坊主頭を初披露し、ファンに衝撃を与えたアイリス・ロウ。女優として初カンヌとなる『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』のプレミアでは、輝くプラチナブロンドにブリーチし、一層アバンギャルドにアップデートした姿となって登場した。

アイメイクは、目頭からアイホールにかけてシャンパンゴールドとシルバーを、目尻にはカッパーレッドをふわりと広げ切れ長な眼差しを演出。それにマットなレッドベージュリップがモダンなメリハリを注入。ギリシャ神話の女神のようなディオール(DIOR)のドレス×パンキッシュなバズカットという挑戦的なコンビネーションが印象的。洗練されたカッパーカラーのメイクがこのハイコントラストな組み合わせのつなぎ役となり、彼女の無二の魅力を世界に印象付けた。

エステル・エスポシト スイートなカラーメイクを引き締める鋭角細眉。

Photo: Pascal Le Segretain/Getty Images

昨年ブルガリ(BVLGARI)のアンバサダーに就任したスペインの新鋭女優エステル・エスポシトは、『アネット』のプレミアで、透けマットなパステルトーンのメイクを披露した。目もとはシルバーからコーラルピンクへと繊細なグラデーションが広がり、アイラインをあえて排したことで目もとの色合いは水彩画のような表現力を叶えている。ピーチカラーで合わせたチーク&リップがフェミニニティをかき立て、このマットなワントーンメイクに対し、輝くエメラルドのイヤリングがハイコントラストを描き、お互いを引き立てている。一方、マスカラをたっぷりとつけたまつ毛や90sムードな細いアーチ眉が、シャープなインパクトを注入。この甘さと辛さの絶妙なバランスが、新鋭女優の存在感を一層引き立てる結果に。

アンニャ・ルービック 妖艶なダークリップでパンチを注入。

Photo: Marc Piasecki/FilmMagic

『De Son Vivant(原題)』のプレミアに登場したアンニャ・ルービックは、サンローラン(SAINT LAURENT)のフェザードレスに合わせたダークボルドー・リップがセンセーショナルな美しさ。端正に縁取ったリップラインが唇の発色を一層際立て、上下まぶたのキワを縁取った黒アイライン、スモーキーなシャドウとともに、まるで堕天使のようなミステリアスな魅力を引き出している。髪型はセンター分けのウェーブダウンでナチュラルに仕上げ、あえてコントラストを出したのが新鮮。トップモデルだからこそなせるエッジの効いたルックが、レッドカーペットにモードなインパクトを轟かせたのは間違いない。

Text: Rie Maesaka Editor: Rieko Kosai