ロレックスが2021年の新作発表、エクスプローラー36mmのコンビモデル登場(FASHIONSNAP.COM)

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現役ヤクザの隠れたシノギ!「取り込み詐欺」と「せどり(転売)」ビジネスとは? | ガジェット通信 GetNews

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どうも特殊犯罪アナリストの丸野裕行です。

1月13日、警視庁本部は、食品販売会社の社員を装い、海産物や食肉の販売業者から商品を騙し取ったとして、広域指定暴力団組員の2人を含む9人の男を詐欺容疑で逮捕しました。

容疑者たちは、ケイズコーポレーションなる実体がない食品販売会社の社員を名乗り、約300万円分の海産物や肉を詐取。虚偽の取引を持ちかけ、相手企業から品物を詐取するという手口は“取り込み詐欺”と呼ばれ、その被害は後を絶ちません。騙し取った商品は「せどり(転売)」し、組織の資金目的で利益を得ようとしたとみられています。

男たちが周到だったのは、事件を起こす前に小規模取引で相手を信用させていた点です。

警視庁は、2017年以降に全国で食品販売、卸会社の約10社の被害を確認しています。商品転売での換金により、被害総額は約6千万円にものぼるとのことです。

今回は暴力団員が隠れて行う「取り込み詐欺」と「せどり(転売)」ビジネスについて、元指定暴力団組員のE氏(54歳)に話を聞きました。

頻繁に行われている盗品転売

「食品を転売するということってできるの?」と疑問に思う人も多いとは思いますが、ネットショッピング全盛の時代、基本的に食料品や飲料品など、どのようなものでも転売することは可能です。食品というものは絶対に必要で、常にニーズがある商材。

食品転売の手法さえ分かれば、安定して利益を上げられるわけです。

丸野(以下、丸)「食品転売をしたことがあるとか……」

E氏「あるね。もっとも“せどり(転売)”する商品は、取り込み詐欺で騙し取ったものばかりやけどね」

丸「騙し取るというのは?」

E氏「逮捕されてもいいようなヤツをでっちあげて、そいつを代表にした会社の名義で商品を騙し取る方法。これは間違いなく違法。だから、オレたちは株式会社みたいな法人格を潰して、すべての商品を取り込んでいる。これなら詐欺には当たらないから……。個人保証さえしてなければ、役員に借金を支払う義務はないし」

手荒に騙し取ったから罪に問われることになる

丸「今回逮捕された9人なんですが、肉類などを騙し取ったということですが」

E氏「まるで、素人やね。肉類なんていうのは、賞味期限があるのよ。保存に手間がかかる食品の管理は、せどりのデメリット。Amazonなんかの通販サイトで食品販売をするとき、食品というのは全部《要期限管理商品》という扱いになるわけ。せどりの商品は常温保存できるものじゃないとアカンわ。まぁ、Amazonの物流サービス《FBA(商品在庫保管)》を利用するつもりがなくて、知っている飲食店に卸すんならええけどね」

丸「どうやって転売する気だったんですかね」

E氏「押し売りやろうね。それか知り合い相手の商売か。まずそれは、長続きしない」

丸「会社を潰すとなると、会社ぐるみの大掛かりな詐欺になりますね」

E氏「日本に機能していない“幽霊会社”といわれるペーパーカンパニーがいくつあるか知ってるか? それを少しの小遣いで買い取ってきて、相手を売掛で商品を売ってもらえるように御大層な事務所を構えて、信用させてから取引する。初めは少額の取引で、それからどんどん高額にしていって、ある日突然ドロンすると。結構手が込んでいるんやで」

食品狙いなら保存食を

丸「詐欺をするのも手間がかかっているんですね」

E氏「商品は昔は、ディスカウントスーパーなんかと取引のあるバッタ屋に買い取ってもらってたけど、今では通販サイトで着実にやれる。早く売り切れるし、リピーターを捕まえて利益を伸ばせるし、まとめ買いしてもらえて利益が大きくなるしね。安定するわね」

丸「でも、そんなに大量に取引するのって、相手も疑い深くなってるんじゃないですか?」

E氏「食品というのは、一品一品の単価が安いから意外に騙し取りやすい。パソコンやテレビなんかの家電品は、取り込み詐欺に遭わないかと相手の会社も過敏やからね。それにアシもつきやすい。食品だとアシがつかないからね」

丸「Eさんなら、どんな商材を選びますか?」

E氏「狙い目の食品はボトル缶のブラックコーヒー。オススメは、アサヒの『ワンダ極ブラックボトル缶400ml 24缶セット』。保存の利くドリンクは売れる、定番やね」

丸「長期保存が利くものですね」

人気商品を短期間で売り切り

E氏「倉庫を借りて、ロジスティックスしてしまうわけ」

※ロジスティクス:顧客に対して最適化した、仕入れから出荷までの業務全体。物流の管理・実行

丸「誰が伝票を貼ったりする配送作業なんかをするんですか?」

E氏「バイト。求人情報サイトなんかで集めてる。商品としてはあと、『はくばくもち麦ごはん50g(12袋)』なんかのもち麦。健康系の商品は押さえておいた方がええね。それから人気の激辛商品。軽くて扱いやすいから『蒙古タンメン中本』と『ペヤング激辛焼きそば』なんていう定番商品は売れる。利益率もいいね」

丸「商品単価が低いから、薄利多売になりそうですね」

E氏「仕方がないよ、こんな時代やから、ヤクザもコツコツやらないと。それに通販やとヤクザの締めつけをかいくぐれるからね」

企業倒産で取り込んだ品物を、転売でさばく手口。便利になった通販サイトが悪用されているという事実がこの取材でも明らかになりました。そのような商品を知らずに買ってしまうなんて、想像しただけでも寒気がします。

できればしっかりとした流通経路からの商品を購入したいものですね。

(C)写真AC

※写真はイメージです

(執筆者: 丸野裕行)

高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

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ロレックスは世界的に知られた腕時計ブランドである。その知名度の高さは、ジェームズ・ボンドやポール・ニューマン、その他の著名人との映画における露出によらずとも、シンプルな時間計測のためのモデルから世界初の機構を搭載したモデルまで、幅広いラインナップによってなされている。ここではロレックスについて知っておきたい10のポイントを紹介していく。

Originally published on watchtime.com

Text by WatchTime

1.黎明期

若き日のハンス・ウイルスドルフ(上)と創業当初の看板(下)。

1905年、ハンス・ウイルスドルフとそのビジネスパートナー、アルフレッド・ジェイムズ・デイビスは「ウイルスドルフ&デイビス」をロンドンで設立。ウイルスドルフは「ロレックス」の商標を登録し、スイスのラ・ショー・ド・フォンにオフィスを開いた。そして1915年に社名を「ロレックス・ウォッチ・カンパニー」と正式に変更した。ウイルスドルフ自身が明言したものではないが、ロレックスという名前の由来について説はさまざまにある。そのうちのひとつが、自身の会社を「コダック」と名付けたジョージ・イーストマンの例に倣ったというものである。イーストマンはブランド名をひらめくやいなやすぐに成功を収めた。他の説では、ロレックスという名がフランス語の“horlogerie exquise(卓越した時計製造技術)”に由来する言葉遊びの一種であるというものもある。発想の元が何であれ、この名は人々の記憶に残ることとなる。

2.特許と世界初

サブマリーナーの生産は1953年に始まった。

1910年、ロレックスは後の公認時計検定局(Offiicial Watch Rating Center)となるビエンヌ時計学校による、公認歩度証明書を世界で初めて取得した腕時計であった。1926年には最初の防水機能搭載の時計、言うまでもないオイスターの特許を取得している。

1945年に登場したデイトジャストによって、文字盤に日付表示を持つ自動巻きの腕時計を市場に導入。1947年にはパイロット、チャック・イエーガーがオイスター パーペチュアルを着用し、世界初の音速を超えた腕時計となった。

1953年に発表されたサブマリーナーは100mの防水性を備えたダイバーズウォッチとなった。同じ年には、エドモンド・ヒラリー卿やテンジン・ノルゲイら探検隊とともにロレックスの腕時計はエベレストの初登頂を果たした。

1960年にはロレックスは、マリアナ海溝の深海潜航に時計を提供した最初の会社となった。1967年、同社はヘリウム排出バルブの特許を取得。そして1988年には904Lステンレススティールを採用する初めての時計会社となった。

ロレックスは、自らの革新的機構で数々の特許を生み出したことでも知られている。その中には、ツインロックやトリプロックなどのねじ込み式リュウズ機構も含まれている。パラクロムは、ロレックスが開発、特許取得、製造を行っている素材で、ヒゲゼンマイに使用されている。エバーローズゴールドはロレックスが自社内で開発、特許取得、製造を行っている合金素材だ。耐震装置の「パラフレックス ショック・アブソーバー」は、ムーブメントの心臓部である調速機構(テンプ)を衝撃から保護する役割を担っている。

3.キュー天文台より“A級”認定

Image courtesy Antiquorum

アンティコルムのオークションで落札された希少価値の高いロレックスRef.6210「キュー A サーティフィケート」。

昔、航海において船舶はマリンクロノメーターに航路を委ねていた。時間計測の精度は船乗りにとってだけでなく、国全体にとって最も重要なことであった。

時計メーカー各社は手作りの、そして自らの手によって調整を行った繊細なマリンクロノメーターを検査のために、ヌーシャテル、ジュネーブ、ブザンソン、そしてキューなどの天文台へ持ち込んでいた。それぞれの天文台は独自の基準を設けており、中でも英国キュー天文台のそれは最も厳しいものであった。その検査項目は現在のC.O.S.C.よりも、はるかに厳格なものだったのだ。何十年もの間、人の手で調整が行われていたデテント式脱進機のマリンクロノメーターのみが、その検査を通過してきた。中でも特に良好な記録を残したものだけが、“A級”の公認歩度証明書を取得することができたのである。

1914年、ロレックスは腕時計で初めてキュー天文台A級の公認歩度証明書を取得する。1940年代、ロレックスは145個の腕時計用ムーブメントをキュー天文台に検査のために送っている。(おそらくハンス・ウイルスドルフとその関係者を除く)すべての人々にとって驚くべきことに、そのうち136個がA級の公認歩度証明書を取得したのである。ロレックスが検査にかけたムーブメントは、10 1/2’’’ハンターというロレックスが作っていたものの中でも最も安価な部類に入るもので、それぞれに汎用ムーブメント用として生産されているテンプと脱進機を搭載して、「キュー A」ムーブメントは作られていたのである。これらのムーブメントは特に手仕上げが施され、ひとつひとつが時計師のマイスター、ジャン・マティルによって調整されていた。そのほとんどのムーブメントはステンレススティール製32mm径のオイスター・スピードキングに搭載され、24個はゴールド製34mm径のRef.6210として販売された。言うまでもなく、これらの時計は現在でもコレクターたちの垂涎の的である。

4.ジェームズ・ボンド

Image courtesy Antiquorum

アンティコルムで落札されたロレックスRef.6538「ジェームズ・ボンド」サブマリーナー。

ロレックスは実在する多くのセレブリティたちとの関りが深いが、最も有名なコネクションは、実在しない人物ジェームズ・ボンドとのものであろう。ロレックスのコレクターたちは、どのモデルがどの映画で使用されたのかと詳細に推測しているが、14冊の原作の中でイアン・フレミングが唯一、「007」が着用と明言したブランドはロレックスのみである。そのため当然ながらロレックスは映画にも登場した。映画で使用されたモデルについては諸説あるが、以下に挙げる映画にロレックスが露出したというのは確実なところであろう。『007 ドクター・ノオ』『007 ロシアより愛をこめて』『007 ゴールドフィンガー』『007 サンダーボール作戦』『女王陛下の007』『007 死ぬのは奴らだ』『007 黄金銃を持つ男』『007 消されたライセンス』。

「007」の時計が「ジェームズ・ボンドのサブマリーナー」として知られるようになった背景には、このような関係性がある。特にその印象を強めたのは1954年から1959年にかけて作られたRef.6538だろう。中には初期のリュウズガードのないサブマリーナーを「ジェームズ・ボンドのサブマリーナー」として挙げる人もいる。伝説はすでに生まれているのだから、それをどのように定義するかはあなた次第だ。